豚に真珠。everyday適当に奮闘。

なんかいろいろ頑張ってます(たぶん)

お金関係なしに『仕事ができない』のは致命的。

最近ほんとにしんどい。10月11月仕事してる気しかしない。

お疲れ様です、いつきです。

この2ヶ月間わりと精神的に追い詰められている原因の1つが10月からの新たな業務。

派遣さんへの業務インプット&彼女たちの進行管理。

社会人2年目で少人数かつ派遣さんとはいえ複数人を纏める立場をいただけたのはこれからのキャリアにとってもプラスだけど、これがしんどい。

今回はそのうちの派遣さんの1人が離任したことを中心に『仕事ができないってつらい』って話を書きます。

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◆1ヶ月半で辞めた派遣さんの話

◇彼女は確かに仕事が出来なかった

わたしが受け持つことになった派遣さんは3人。

お三方とも10月~12月の3ヶ月限定の契約で勤務してもらっていました。そのうち1人、須藤さん(仮名)がちょうど半分、11月15日に離任されました。

彼女が離任された理由はいろいろとあるだろうけど、1番の原因は『仕事が圧倒的にできないことにより、チーム内の雰囲気が悪くなり、居づらくなったこと』だと思う。

実際須藤さん(仮名)は仕事が出来なかった。社会人2年目休職経験ありの仕事ができないペーペーのわたしなんかが言うのもおこがましいけど、須藤さん(仮名)は仕事が出来なかった。

具体的に言うと…

・説明を理解しない  ・同じことを何度も聞く ・指示してないことをする

・独り言が多い  ・やる気ないアピール  ・仕事の愚痴が多い

・報告に虚偽がある  ・無断欠勤/遅刻が多い …etc.

うん、「社会人としてどうなの?」って思うのも確かにある。特に後ろ2つとかね。

でもねそれ以外は程度の差はあれ「いやいやわたしもやっちゃうよ?」って思うですよね。独り言なんて、グループ内で私の次に若い一回り年上の先輩社員酷いからね。

そう、程度の差はあれみんな仕事はできない。

◇『正社員vs.派遣』よりも『派遣vs.派遣』の方が激しいかもしれない

たぶん須藤さんがつらかったのは他の派遣さんとの差なんじゃないかなと思うわけです。

他の派遣さんには須藤さんが出来ていないノルマもこなしてくれていて、わたしたち社員にとっては本当に助かる存在です。

須藤さんは50代のどちらかといえばおっとりタイプ、他のお二方は50代しっかりタイプと20代ちゃきちゃきタイプの方で、同じ女性とはいえ仕事への考え方に差があったわけです。

須藤さん、仕事ミスって死ぬほど落ち込んでる私にめちゃめちゃ気を遣ってくれたし、悪い人ではないんだろうけど、いかんせん仕事への態度が悪い。

他の派遣さんからすれば「時給は同じなのに」とか「派遣がみんな須藤さんみたいだと思われる」とか、色々と思うことがあったんだろうなと思います。

そして須藤さんもそれを感じていた。11月になってから「ごめんなさい、仕事ができなくて」とか「物覚えが悪くてすみません」っていう言葉が彼女の口から発せられるようになったんですよね…。もっとわたしが気を遣っていれば…という思いもあるけど、正直わたしもいっぱいいっぱいでそれどころじゃなかった。須藤さんには申し訳なかったな、と思っています。

◇彼女がいなくなった今

正直めちゃめちゃ捗ってます。須藤さんが受け持っていた分はそのまま残りの派遣さんが引き継ぐことになりました。

分量自体は増えたけど、元々「須藤さん分もやりたい」と言ってくれてた方なので屁でもないよう。

むしろ能力明らかに自分より劣っている人がいなくなって過ごしやすくなったよう。

須藤さんのことを想うと悲しくはあるけれど、実際わたしも今まで須藤さんにかかりきりだった分が無くなり、他の業務に時間を使えるので複雑な心境なんですよね。

 

◆冴えないおじさんズの話

街を歩くと仕事ができない人って結構見つけちゃうんですよね。

◇コンビニ雇われ店長おじさん

金曜夜にお仕事でたまった鬱憤を晴らすために行った3時間のヒトカラ

帰り道に深夜のコンビニで焼き鳥塩串を買ったりしています。そこにその人はいた。

そこそこ治安の良い住宅街・学生街の冴えないコンビニの雇われ店長さん。

深夜に珍しくレジが混んでたんですよね。でも深夜だから店長さん1人しかいない。

若いパリピやストレスMAXの会社員に比べたらわたしは意見を言いやすそうな人種に見えたんでしょうね。焦りもあったんでしょうね。

1人にも関わらずカゴに大量のアルコールとおつまみが入っているのを見て「後ろのお客様を先にレジしてもいいですか?」と言われたときは、ちょっとイラつきました。

その後、くじ引きをサービスしてくれたので悪い人ではないのはわかってるんだけど…。

ミニスーパーのレジ打ちおじさん

よく行くミニスーパーのレジ打ちおじさん。少し前まで3ヶ月位働いていたんだけど今はいない。須藤さんみたく仕事が出来なくて居づらくなって辞めちゃったのかなと思ってます。

彼は愛想もなかったし、レジ打ちや品出しは遅いし、袋入れも雑で別のお客さんもレジ打ち中に舌打ちしていたほど。

店長さんらしき彼よりも年下の男性に怒られているのを見たことも何度かありました。

誰かが怒られてるのを見てしまうの、けっこうきつい。

でもいざ彼のレジにぶち当たるとイライラしてしまって、彼に舌打ちしたお客さんの気持ちや彼に何度も起こっていた年下男性の気持ちがわかってしまうんですよね。

実際彼がいなくなった今、あのミニスーパーでイライラすることはないし、舌打ちするお客さんや怒っている店員さんを見ません。それがなんだか悲しい。

◇どうして冴えないんだろう

「おじさん」ってだけで世間は少し冷たいように思います。本音の部分ではね。

どうしても不潔とか自己中的なイメージが付いてくるんだと思う。

これが「おじいさん」になると守るべき存在に変化するけど、まだ働けそうなおじさんは社会からも守ってくれない。

ただでさえ居心地が悪いおじさんなのに、「仕事ができない」って要素が加わると目も当てられなくなってしまう気がします。

例えばさっきのレジ打ちおじさんだって、仕事ができるスーパー職人だったら「職人気質の不愛想な人」で済んだと思うんです。

でも、あの人はあの店にあった働き方が上手くできなかった。だからあの店での居心地が悪かったんじゃないかな、と邪推してしまう。

大人になってからの『仕事ができない』ってのは本当に致命的なんでしょうね。

だから自分にあった仕事を見つける必要があるんだろうな、難しけど。

 

◆彼ら彼女に対して思うこと

◇同情という名の上から目線

基本仕事ができない人を見ると「可哀想だな」とか「何か手助けしてあげたい」って思うんですよね。怒られてるのを見ると、「やめてあげて!」って本当に思う。

きっと彼ら彼女らを見て優越感に浸ってるんだと思います。

「わたしはあの人たちとは違う」ってのを実感したいのかもしれない。

◇若いうちのキャリア形成本当に大事

「可哀想だな」とは思っても、彼ら彼女みたいには当然なりたくないわけですよ。

じゃあどうすれば将来『仕事ができないおばさん』にならずに済むかっていうと、今からキャリアを積んで、仕事ができるようになっておく必要があるわけです。

でも『仕事ができる』の定義が曖昧だし、「わたしに合ってる仕事っていったい何?」って感じだし、答えが無い人生の問題難しすぎる…。

◇いつあちら側に行くかわからない

これは彼ら彼女らの行動に対して怒ってる人に言いたいんですけど、「なんであなたたちはこちら側にいれると思ってるんです?」

仕事ができない人と線を引いて、あちらこちらと表現し、自分自身は「仕事できない側ではない」と思っているわたしも性格悪いけど。

世の中には「仕事ができない人」に対する厳しい声に溢れている気がするんです。

その人の上司だったり、その人に実害被った人たちなら言い分もわかるんです。

でもそうじゃない人も多いよね?

「まじあの人仕事できないから退職してほしい」的なことを呟いてる人を見ると、

『どうして自分は仕事ができると思っているんだろう?』

『自分が仕事できない側に回ることを考えていないのかな?』

ってことが頭をよぎらないのかなって思うんですよね。よぎらないから口にしちゃうんでしょうけど。

 

自分に自信がる人が羨ましい。わたしも仕事できるようにしないと。って曖昧なことを最近考えています。