親子とはなんぞや的なsomething。
4年使ってるスマホのスクリーンが反応しなくなりました。
スクリーン以外は正常なので、コネクターでつないでマウスでスマホ操作をしています。
あまり不便には感じてないけど、マウスでフリック入力はなかなかきついです。
お疲れ様です、いつきです。
生まれて四半世紀、いつきのスマホは未だに母名義です。正直めんどくさい。
◆嫌いではない。感謝もしている。でも一緒にいたくない。
わたしが自分の両親に抱く感情はまさにこれです。これ以上でも以下でもない。
個人的にずっと迷惑してるからこれだけは言わせて… pic.twitter.com/vPxB5GQPpP
— 木崎アオコ (@aokororism) 2018年8月24日
両親のことは好きです。感謝もしてます。
生活保護を貰うような貧乏一家でしたが、年会費の高い進学塾に7,8年通わせてくれて(当時は嫌だった)、初期費用が10万近くかかる剣道もさせてくれて、高校時代は部活の応援もしてくれて、浪人も許してくれたし、上京/独り暮らしを支援してくれました。
1年前の今頃なんかは『実家』という帰る場所があることが本当にありがたかった。
でも、両親と一緒に暮らしたくはありません。
年1の帰省でも実家に泊まりたくはない。せいぜい1泊が精一杯。1週間近く実家に帰省しなければならないとしたら、例えお金はかかってもホテルに宿泊します。
好きだし感謝はしてるけど、だからといって一緒に過ごしたいわけではない。それとこれとは別問題。
何故か。端的に理由を述べるとしたら、近くにいることで両親を嫌いになりたくないから。
◆人間関係においては距離感が大切。
最近、強く思うんですよね。(どこかの誰かが言ってたかもしれないけど、)『人間関係を良好に保つコツは距離感を見誤らないことだ』って。
嫌いな人も関係性が遠くなればどうでも良い存在になるんですよね。
新卒時代の教育係との関係がまさにそう。1年前はあれだけ嫌だったのに、今はどうでもいい。
1年前は『トレイナー』と『トレイニー』というとても近い存在でした。
本配属で同期とはバラバラになりますから、同期を差し置いて社内で1番強い関係性を築くことになるんですよね。自分の意思とは関係なく、強制的に近い存在になる。
もしわたしのトレイナーが他にもいて、彼女と離れることが出来たなら、休職しなかったんじゃないかな、って思います。
距離感が近すぎるとどうしても相手を好きor嫌いの2軸で考えてしまう。
遠く離れれば、好きな人も嫌いな人もどうでもいい人になる。
だから自分で距離感を調整できるようになればいいんですよね、これが難しいんですけど。
◆数ある関係性の中でも、きっと親子関係はこの世で1番難しい
だって、必然的に、どうしても近くなってしまいますよね。
親子の縁を切る…とまではいかなくても、両親との距離を遠くするって難しくないですか。
「親子は一緒にいるべき」といった世間の目、独立を阻む経済的問題、両親の介護、今まで育ててくれたことに対する感謝、離れてしまうことへの罪悪感…いろんなものが足枷になると思います。
最近よく聞く『毒親問題』って、親と離れることが出来ないから生じる問題ですよね。
離れてしまえば自分とは一切関係ない人なんだから、毒も薬もないじゃないですか。
でも離れることができない…子供側に問題があるのか、親側に問題があるのか、外部的な要因があるのか理由はわからないけど、親子の関係を切るのは難しいです。
毒親で悩んでる人のアドバイスに「親子なんだから話し合って解決しよう!」ってのをたまに見かける。見かける度に「きっと両親との関係性に恵まれてたんだろうな」って思う。話し合いが出来るような相手や関係性だったらそもそも貴方に相談してないよ、って話じゃない?
親子に限らず、話し合いをするのは、話し合いができる状態になってからでいい。
とりあえず、例え親といえども嫌だと感じる人とは離れるのが大事。できるかできないかは別にしてね。
◆子ども欲しいかって言われたら…なんと答える?
小さい頃から、「自分の子供が欲しい!」って言う女の子は周りにいたけど、結婚適齢期の今、周囲に子供を欲しがっている人は本当に多いです。正気か?
幼稚園の頃、妹と喧嘩してたりお腹を出して寝ていると、母に「女の子はお腹を大事にしなさい。将来子供が産めなくなるから」って頻繁に言われてきました。そして、そのたびに「別に自分の子供はいらない」って反論して「大人になったらほしくなるかもでしょ」とたしなめられてきました。
今でも子供は特段ほしくありません。
でもこれを女子会とかで主張するとめちゃめちゃ反論される。女子会参加者の中には、「旦那はいらないけど、子供は育てたい」と宣う強者もいます。
もう一度言う、正気か?
自分の子供を持つメリットがわからないんですよね。
だって、子育て大変エピソードなんて山ほどあるわけじゃないですか。
アホなので『子どもを持つメリット』で検索したら似たようなことを考えている人がわんさか出てきたから同じようなことを考えている人わたしだけじゃないと思うんですよね。
そしてこういう問いをして得られた回答って全て納得はできないし、仮に納得できたとしても、「結局、自分のために子供を産むんだ。生まれた子供が可哀想」ってなる。
『子供を持つメリット』を問うてるんだから、そりゃ得られる回答は利己的なものになるよな。
◆自分の親に与えられたものを自分の子供に返していく
最近こういう考え方をする人がいるんだ、って学びました。
ちょっとだけ子供を持つのも納得できた。
「自分が親に愛情/時間/お金をかけて育ててもらったから、自分も子供を産んで同じように愛情/時間/お金をかけて子供を育てる。育てていきたい」っていう考え方。
いつきにとっては目から鱗。そんな純粋な考え方があるんだって思いました。
わたしはどちらかというと「親には愛情/時間/お金をかけて育ててもらった。だからそのまま親に返す」という考え方でした。
前者は恩送り、後者は恩返しの考え方ですよね。
別にどちらかが良くて、どちらかが悪いっていうわけではなくて、「世の中にはそういう考え方をする人がいるんだ」っていう新たな発見。
個人的感想としては、前者は比較的裕福で恵まれた環境で育ってきて親に感謝している人が多く、後者は前者より劣る環境で育ってきたものの親には感謝している人が多い気がします。親に感謝してない人はそもそも子供が欲しいと思わない。
親子問題って今だからいろいろ出てきてる感がありますよね。
SNS等の発達で他の家族と比べて自分の家族を客観的に見れるし、少子化で親子のあり方自体が着目されるし、変化が激しい世の中だから親と子の価値観も合わない。
我が両親はまだ50手前だから無いけど、そのうち介護問題や相続問題とか出てくるんだろうな…。
いろいろボロクソ書いた気はするけど、いつきの両親は毒親でもないし、いつきは両親が普通に好きだよ(ただ近づきたくないだけ)。